開業して事務所を構えるにはオフィス物件とともに机やキャビネットなど営業用の備品や設備を用意したり内装を整えたりする必要があります。当然そのための費用が必要になりますがこの費用を節約できるのが居抜きオフィス物件です。 居抜きとは設備や家具、什器類がついたまま売買されたり賃貸借されている物件のことをいいます。借りたり購入したりした人は設置済みの設備や備品をそのまま利用することで開業資金を節約することが可能です。また開業までの準備期間も短縮できるというメリットもあります。

開業時の運転資金は多いにこしたことはありません。例えば開業資金として2000万円準備できたとして、居抜き物件を利用することで500万円分の設備や備品の費用を節約できればその分運転資金に振り分けることも可能です。 また一事業主としてのメリットがあるだけではなく社会への貢献にもなります。有用な廃棄物を処分せずにそのまま利用してゴミを減らすことで環境への負担を軽減します。

テナントの居抜きとは

皆さんは、新しい店舗が開店したと聞いて足を運んでみたら、レイアウトなどは以前の店とほとんど同じであったなどという経験はありませんでしょうか。コンビニエンスストアの跡地を別のコンビニエンスストアが使ったり、何か別の業種が入っていたりすることもあるでしょう。これらのことを居抜きと言い、通常改装を行って費用をかけて整備しなければならない部分も、居抜きでそのまま設備を使うことによって大変お得に新しい店舗を建てることができるのです。